11月29日、さくらホールコンサートシリーズ2020を開催させて頂きました。
奇数月に5回シリーズでとオーボエの山本直人さんが企画して下さいましたが、コロナで3回が延期となり11月は何とか開催をと願い準備を進めて来ただけに感無量で忘れられないコンサートとなりました。
チェロの福本真琴さん、お姉様のピアノの福本真弓さんはお二人で一緒に活動されるようになって8年程とのことで、今年演奏されるのはコロナの影響で初めてでした。
お二人の醸し出されるご姉妹ならではの息のあった演奏と笑顔のトークに心温まる素敵な時を過ごすことができました。
前半で演奏された「文楽」では色々なチェロの奏法をわかりやすく解説してから演奏して下さり、後半ではベートーヴェンイヤーにふさわしく、チェロとピアノのためのソナタ第3番を熱演して下さいました。
そして、アンコールのベートーヴェンピアノソナタ第8番「悲愴」より第2楽章はコロナの収束を祈るかのような美しいチェロの旋律とピアノの音色に胸がいっぱいになりました。
素晴らしい演奏をお届けくださり本当にありがとうございました。