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2018.3.1

 
 
2月18日、昨年12月に開催される予定だった「泉 碧衣&泉 優志Joint Concert 2017」〜姉弟で紡ぐ音楽の贈り物〜 の振替公演が満席の中行われました♪

優志さんのまさかの左手のお怪我で延期となり心配していましたが、すっかり良くなられて地元の名東区ご出身と言う事もあり、待ちに待ったコンサートとなりました

碧衣さんは東京藝術大学大学院、優志さんは東京藝術大学附属高等学校在学中で帰省の際にはさくらホールを練習で何度かご利用頂いていた事もあり、初めてジョイントコンサートへチャレンジされるとの事で私も大変楽しみにしていました

碧衣さんのピアノソロはベートーヴェン、ピアノソナタ 「ワルトシュタイン」ラヴェル「高雅で感傷的なワルツ」でしたが、ワルトシュタインでは、ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書のお話を交え、当時のベートーヴェンの心境や時代背景が伝わってくるような演奏でした。

優志さんはチェロのソロで黛 敏郎「BUNRAKU」、碧衣さんとシューマン「アダージョとアレグロ」メデルスゾーン「チェロソナタ第2番」を演奏されました。BUNRAKUは人形浄瑠璃の世界、三味線や義太夫節の節回しなど日本の伝統ある音をチェロで表現するという難易度が高く、超絶技巧が沢山登場しましたが、魂のこもった力強い演奏に開場には凛とした空気が流れました。

アンコールの「風笛」までお二人の息がぴったりと合ってとても素敵な音色を奏でて頂きました。

ご姉弟で地元での演奏をする機会がなかなかないとのことでしたが、これから益々期待が高まるお二人の演奏でしたので、是非また第2段のコンサートをお聴きしたいと思いました。
ありがとうございました。

主催 若手演奏家を支援する会
泉 碧衣 & 泉 優志 Joint Concert 2018.2.18
〜姉弟で紡ぐ音楽の贈り物〜